《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
それでも、英美は文句の一つも言わず、瑛樹の制服を洗濯し続けた。



親の離婚と親の再婚。



思春期の瑛樹には、受け入れたくないから外で暴れるのだと、英美は思っていた。

弘樹は『喧嘩するなら勝って帰ってこい。』というタイプで、負けた時だけすごく怒った。

それ以外のことに関して一切、口出しせず放っておいた。

すべてを英美に任せていたのかもしれい。



英美が少しでも瑛樹と近付けるようにと…



英美も弘樹も瑛樹のことだけを考えていた。
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