どんなに叶わない恋でも



はい、その通りですよね。


「その顔だと認めたって感じだな。」

そいつは自慢げに鼻で笑った。


こ、こいつ。

あたしに鼻で笑いやがった。

「あ、ついた。おまえ東中ってことは同じとこで降りるんだろ。降りるぞ」

プシュー
ブチ!

あたしの中でなにかが切れる音がした

「おい!てめぇー!さっきあたしのことバカにしただろ!!てか、あの時おまえがあの場に居たのもわりーだろーが!」

あたしは精一杯上を見ながらいった。

そいつはというと

ただポカーンとしていた。



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