どんなに叶わない恋でも



………………………。



二人の間に沈黙が流れた。


やべ、ちょっと言い過ぎた。


今すぐ離れたいのに離れられないこの気持ち。

もうなんなんだよ。


あたしが下を向いていると


「あっ!!」

突然上から大きい声が降ってきた。

「え。なに。」


「やべ!遅刻する!」

え?

あ。あたし、遅刻寸前ということを



すっかり忘れてた。




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