どんなに叶わない恋でも



ダッダッ

制服に着替えながら階段を下りた。

「もー!なんでもっと早く起こしてくれなかったのー!?」

あたしはテーブルにあったトーストをくわえながら、のんびりコーヒーを飲んでいるお母さんに言った

「あんたが目覚まし時計つけるから今までみたいに起こさないでって言ったんじゃない。」


あ。そーだった。


「もしかしてその顔は忘れてたのかしら。」

そう言うと呆れたようにあたしの顔をみた。


エ、エスパーだ。


あたしはお母さんに顔を見せないように急いで家をでた。

「いってきまーす!」

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