星屑のバラード
しばらく、ゆっくり和食屋さんで楽しく話をして翔は車でわたしの部屋まで送ってくれた

「ここだったんだ、意外と近くに住んでたんだな」

「ここならいつでも駆けつけられる、困ったことがあったらいつでも連絡してこい」

「24時間対応だからな」

翔は連絡先の書かれたメモをわたしに渡してくれた

ニコッと笑う笑顔が妙に安心感を与えてくれる

「翔さん、本当に色々とありがとうございました」

「色々と疲れてるだろうから、ゆっくり休んでな」

「飯はちゃんと食えよ」

「OK?」

「はい、ありがとうございます」

「じゃあな、いつでも連絡ちょうだい」

「またな」

「それじゃあ、また」

「ありがとうございました」





辺りは薄暗くなってきて、わたしの心は闇へと落ちていく

いつも以上に夜がこわい…

あの事件があったからなのかな…

他の男に連絡取るのも気が引けてしまう


しばらく電気もつけずに、ベッドの上で小さく丸くなっていた

過去のトラウマやあの事件がフラッシュバックしてくる…!

もういなくなりたい…!

わたしなんか汚いからいらない人間なんだ…

でも生きていたいよ…

どうしたらいいの…


気がつけばケータイを手にしていた







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