冷たい彼は旦那さま


「そんなぁー!」


「ほらほら、着替えて!時間ないんだから!」


強引に千秋が私を着替えさせる。


「うわ、ちょっと!遥可愛すぎ!!」


「可笑しいよ!似合ってないじゃん!」


「似合ってるよ!はい、チーズ」


パシャっと音を立てフラッシュが光る。


「千秋、まさか………」


「うん。ばっちりだよ」


「きゃぁっ!!!」


「実行委員!!!ちゃんと仕事しろ!」


「ちょっと!大地には言われたくないよ!」


あーでもない、こーでもないと言い争いながらも作業を進めて、やっと文化祭の当日。

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