冷たい彼は旦那さま


私と翼の会社の後輩。


「だって、先輩が泣きそうだったから」


クシャっと顔が歪んだ。


「っ」


図星をつかれて返す言葉が見つからない。


「サツキ先輩、俺迷惑かもしれないけど、先輩の事がずっと好きなんですよ。現在進行です」


照れくさそうに、鼻先をかく上杉くん。


素直な告白に体の体温が急上昇した。


「これから、覚悟しててくださいね」


私が彼に恋をするのは、もう少し先の話なのかも?


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