冷たい彼は旦那さま


私にはそんな勇気あるわけないよ。


もし頷かれたらどうしようって怖い。


好きだから、信じたい。


だけど、自信が無いから疑っちゃう。


「こんな私、ヤダッ……」


成長していない子供のままの自分なんて無くなっちゃえばいいのに。


「遥、携帯貸して」


「え?何するの?」


「いいから!貸して!!」


携帯を取り出して、千秋に渡す。




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