冷たい彼は旦那さま


そして、誰かに電話をかけ始める。


「ちょ!千秋!?」


静かにというように千秋は自分の唇に指先を当てる。


誰にかけてるの?


「あ、もしもし。翼さんですか?」


「っ!?」


待って!ちょっと待って!


「あのですね、今日遥は大地と旅行に行ってるの知ってますか?」


「千秋っ!」


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