冷たい彼は旦那さま


「ど、どうしよう……」


翼さんが来る前に帰ろうかな?


それとも、誤解だって電話する?


色々な考えがグルグル私の頭の中を回る。


「よ、よし!帰ろっ……」


慌てて荷物をまとめた時だった。


「遥……」


そう、か細い声が後ろから聞こえた。


< 406 / 427 >

この作品をシェア

pagetop