冷たい彼は旦那さま


「えっと、薬はっと…」


どこに何があるのか、全然分からない。


こんなにも、自分の家の事を分からないのは世界中で俺だけなのかもしれない。


遥に任せっきりだったことに、反省。


「遥、入るよ?」


なんとか見つけて、部屋に戻ると遥が寝息をたてて寝てる。


熱のせいか、吐く息が熱い。


「無防備すぎ…」


流石に病人には手を出さないけど、意外とキツイ。


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