冷たい彼は旦那さま


ブーブッー。


そうクラクションが鳴り響いた。


「遥!!」


誰かに呼ばれると同時に、私の体は後ろへと引っ張られる。


「馬鹿か!!ちゃんと信号見ろよ!!」


そこには、息を切らした大地がいた。


「大地……」


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