冷たい彼は旦那さま


「そろそろ、出ないと」


「あ、はい」


翼さんが準備を始める。


急に、寂しいという気持が押し寄せてくる。


離れたくない。もっともっと、翼さんといたい。


「大丈夫、今日は早く帰ってくるか」


優しく、私の 髪を撫でる。


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