大好きだった君へ
タイトル未編集
桜が咲く季節く

私と君はであってしまった

新学期が始まる頃

「結愛!早く早く!」

私の手を引っ張り茶化すのは親友である、野上天音 ノガミアマネ

小学校の頃からの仲で頼りがいのある子だ

昔から引っ込み思案である私に一番最初に話しかけてくれた


などとぼんやり考えていたら引っ張る手がものすごく痛かった

「天音、手が痛いよ...」

「結愛が早く来ないからでしょ」



クラス替えの掲示板の周りに集まる人々を掻き分けクラスを確認する

「天音、何組?」

身長が小さいほうなので全然見えないから天音に訪ねてみる

身長が大きくていいなぁとつくづく思う

「あたしと、結愛は同じクラス!4組だよ。」

それを聞いてほっとする

それと同時にある名前が視界に入る

「夏目 優莉」ナツメユウリ

かっこいいと人気の彼だが私はあまり良く分からない

共通点は、同じクラスで席が近いということ

仲良くなれるといいと思うが男子が苦手なのでどうしようと考えてみる

「あ...!南雲結愛!」

「え?あ、ごめん、何?」

突然の呼び出しにびっくりする私

それを見て天音は呆れ腰に手を当て言う

「せっかく新しいクラスなんだから引っ込み思案、直してみれば?」

確かにそうだ

いい機会だ

でも、簡単にはできないのです...


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