双子姉妹の胸キュン恋愛道!
「こらこら、花子ちゃん。」
「ん?どうしたんや?」
「画面の上から、直接マジックで塗ってどうすんねん。画面黒なるだけやんか。」
「ほんまや。」
画面の真ん中上あたりに黒く塗りつぶした物体が残った。
「花子ちゃん、画面の中で黒く塗ったり、色付けたり出来るねんで。そんなん知らんて…、あんたは昭和の子か!」
「ごめんて。」
花子が再度金髪のショウを加工する。
「でけた。」
自信を持って花子が美樹に修正したショウ君を見せる。
「花子ちゃん、黒髪になったけど、チョビ髭付けてほっぺに渦巻書いてるやん。これじゃ誰や分からへんやん。」
「可愛いやろ?」
「金髪の時より正体分からへんわ。」
美樹は呆れながら、自分で画像を修正した。
「これでよし。」
「どれどれ?どんな顔なん?」
花子が隣から覗き込む。
黒髪にしたショウの姿を見て、花子が思わずアッと声を出した。