双子姉妹の胸キュン恋愛道!
その頃、初音は隣のクラスから聞こえる拍手で元樹の最後だと改めて感じながら、自分の席から窓の外を眺めていた。
今日は水やりに参加していない。
最後の日まで一緒にやろうと元樹に言われていたが、この日だけはどうしても仲良く水やりをする気持ちになれなかった。
その代り、誰よりも早く学校に到着し、隣のクラスである2組の元樹の机の中にメモを忍ばせた。
『放課後、話があります。校舎裏で待っています。山崎初音』