双子姉妹の胸キュン恋愛道!
植物園デートの前日。
初音は学校から帰ってから明日は何を着ようかとずっと悩んでいた。
「姉さん、暑いからラフな服装でいいと思うよ。」
琴音はTシャツとホットパンツで行くように薦めてくる。
「Tシャツだけならちょっと肌の露出が多いでしょ。」
「ちょっと見せるくらいの方がいいじゃん。」
「そんな恥ずかしい事は出来ません。」
「元樹君だって男だから、喜んでくれると思うよ。」
「元樹君はそんな事で喜びません。」
「保健室で自分の脚、見せつけていたくせに…。」
「な、何て事言うの!」
「自分でスカートめくって太もも見せたんでしょ?」
「見せてないわよ!あれは目が覚めたら元樹君の顔が目の前にあって…。びっくりして起きた拍子に見えただけです。てか、何であんたがその事知ってるのよ?」
「気を失った姉さんを家まで連れて帰ったのは誰かしら~。」
「…そうだったね。あの時はごめん。」
「いいよ~。気を失っていたから、私が元樹君に姉さんについて、ある事無い事、言っておいたし~。イェイ!」
親指を立てて微笑む琴音。
「嘘…。」
「う・そ・だ・よ~ん。」
「こいつ…。」
次、嘘ついたら夕食にタバスコ一本分入れてやろうと思った。