双子姉妹の胸キュン恋愛道!
「それと、もう1人。自己紹介してくれ。」
花子の隣に立っているスーツ姿の男性が一歩前に出る。
サングラスを外してニヤリと笑った。
切れ長の目に鋭い輪郭。
「はじめまして。花房博人(はなぶさひろと)です。よろしく。」
囁くような優しい声。
「カッコいい。」
「凄いイケメン。」
「仲良くなりたーい!」
博人に対して、クラス中の女子生徒達がざわつき始めた。
博人君ねぇ…。
確かにカッコいいけど…。
初音は特に関心を持たなかった。
「花房君は、花子さんの執事でもあるんだ。皆、仲良くするように。」