双子姉妹の胸キュン恋愛道!
「姉さん、何してるの?」
いきなり扉が開いて琴音が声を掛けてきた。
その声に反応して博人が振り返る。
あっ、凄いイケメン。
琴音の目がキラキラ輝く。
博人は少し驚きながらも、何度も初音と琴音を見比べる。
やがて落ち着きを取り戻すと、初音から少し離れ、スーツをスッと伸ばして整えた。
博人が離れた事で、初音も冷静さを取り戻せた。
「双子、ですか?」
「え、ええ…。」
初音がスカートの裾を直しながら答える。
「私が姉です。」
「私は妹の…、キャメロン・ディアスです。」
「あんたも美化し過ぎ!妹の琴音です。3組です。」
「そうですか。」
博人はまた初音に顔を近づけた。
そして耳元で小さく囁いた。