あめのひ
歩いたとしても、すぐに休んで。

歩いたとしても、すぐに休んで。

走っても1歩だけ。

いわかげで休むと彼は空をちらり、と見上げました。

「そらが泣いてる。」

悲しそうに顔をくしゃくしゃにして、ぽろりと涙を零します。

彼は空が大好きでした。
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