ありのままの君で
「月影さん!」

着いた場所は屋上だった。

「何…?」

悔しい思いが伝わったてきた。


あたしは額から出る血をハンカチで拭いた。

「う…。」

月影梓は泣きだした。

教室に来たときのあの強そうな目はなかった。

あたしはそっと抱いて頭をなでた。

「もう大丈夫だよ…。」

もゔ二年前のあの事件"のようにはさせない。


「真由!」

夏実と美優も駆けつけ来てくれた。

「もう、黙ってらんないよ。」

「そうだね。」

「あたし、梓のこと守る。」

「え!!」

みんな驚いていた。

「梓を1人にさせたくない。」

「あたしも、あいつ等になんかしたいわ。」

夏実が口を開いた。

「あたしも。」

強い真っ直ぐな目で言った。




あたしたちは戦う。



イジメに真っ正面から



立ち向かう
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