ありのままの君で
なんなんだ!あの子!


昼休み

あたしは夏実とお昼を食べていた。

「あんたさぁ調子づいてるんだよ」

思わず声の方へ向いてしまった。

後ろに佐野美登里と近藤理彩を連れ桐島愛実は月影梓の前にいた。

月影梓はただ黙々と豪華な弁当を食べていた。もちろん、桐島たちに完全無視していた。

ガシャーン!

豪華な弁当が床に落ちた。

「あんたマジウザイ!!。言っておくけどこの学校は桐島グループが経営してんの。だからあんたなんかあたしの力で退学に出来るんだから。」

「だから?」

落ちた弁当を拾いながら月影梓が言った。

「あたしだって、あんたを退学に出来るんだから。」

桐島愛実はふんと高笑いした。
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