ありのままの君で
次の日の朝。


ガラガラ

教室のドアを開けた。

「おはよう。真由。」
夏実がニコッと笑顔で迎えた。

「おはよう。」

ガラガラ
教室のドアが開いた。その時、月影梓の上から黒板消しが落ち、頭に直撃した。月影梓は真っ白になっていた。

「あはははははー。」

桐島愛実が高笑いした。

この日から、

桐島愛実のイジメが始まった。


その日、月影梓の靴がなくなった。


その次の日、教科書がゴミ箱から見つかった。


それからどんどんイジメはエスカレートしていった。

でも月影梓は動じなかった。
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