彼女が笑えば、世界は色づく。




「君が見崎君?」




「はい、あのこれからよろしくお願いします」




黒髪の短い髪に、目尻のシワ



笑うと、優しそうな笑顔だった。




「はいはい、聞いちょるよ。明日は八時半に、職員室へ来てくれ。一緒に教室に入ろう」



はい、と緊張気味に返事すると、豪快に笑われた。


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