彼女が笑えば、世界は色づく。




「そんな、緊張せんでぇ。大丈夫や、すぐ馴染める」



そんなこと言われても……


と思ったが、心なしか不安が軽くなったような気がした。




軽く挨拶して、学校を出て、来た道を帰っていた。


ふと視線を移すと、森林の木の狭間から鮮烈な光が指している。




朝の明るさでも、分かるほどの強烈な光だった。





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