彼女が笑えば、世界は色づく。




そんなことを考えながら、職員室へ行くと
担任の先生が待っていてくれた。




「おはよう、見崎!じゃ、行くか」



先生のあとに続いて、階段をのぼる。



「先生、昨日名前言ってなかったよな」


そう言えば、確かに先生の名前を知らない。




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