彼女が笑えば、世界は色づく。




放課後には、サッカー部の練習を見に行って、その日のうちに入部を決めて



来週から練習参加となった。




帰り道も、篤人と同じで田んぼの横を二人で自転車を漕ぎながら進む。





「なあ、俺の隣って誰?」



「あー、森野蒼」



もう夕焼けの空を仰ぎながら、篤人が言った。





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