彼女が笑えば、世界は色づく。



爽がそう言いかけた時、篤人はニヤッと笑って自転車を漕いで行ってしまった。




「何か言ってけよ」




ため息をつきながらも、爽も自転車を漕ぎ始めた。





もう空は夕焼けに色付いていて、綺麗なオレンジ色をしていた。







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