彼女が笑えば、世界は色づく。






帰り道、前の方に森野蒼が歩いているのが見えた。





篤人は部活で、今日は一人で帰っている。







「また森の方に行くの?」




爽が聞くと、びくりと肩を揺らせた。



森野蒼の横に並ぶように、爽も歩き始めた。



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