彼女が笑えば、世界は色づく。




程なくして、おじいちゃんに着くと
おばあちゃんが盛大にもてなしてくれた。




「あ~、大きぃなって〜」



しわしわの手で腕を掴まれた。
 

「鈴ね、8歳になったんだよ!」



「そうねえ?は〜、時の流れは早いもんらあ」



おばあちゃんは一人で感心して、少し泣いているようにも見えた。



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