彼女が笑えば、世界は色づく。



「分かった」



短く返事して、自分の部屋に上がった。

おじいちゃんとおばあちゃんが作ってくれたのだ。




明日は寝坊出来るな、と自分のケータイのアラームをいつもより遅めにセットした。




中学、馴染めるかな


不安で胸を巣食われそうだったから
すぐに目を閉じ、夢の世界へと落ちていった。




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