彼女が笑えば、世界は色づく。





「あの!えっと、昨日、森野さんのおかげでやりたいことが出来るようになったんだ」




ソウだ!お礼を言わなくちゃ、と話を切り出す。







森野蒼はなんのことか分からないのか、
もう、少し色づいた肌もいつもの色白肌へ戻り、爽を見ていた。





「母さんに何か言ってくれたんでしょ?」


爽の言葉にバツが悪そうに、視線を外した。




< 93 / 109 >

この作品をシェア

pagetop