彼女が笑えば、世界は色づく。




「こげんなことは結構当たるけん」


そう言うと、いきなり突風が吹きつけた。





森野蒼は吹きつけた風で髪の毛がボサボサにならないように押さえていた。






「でも、行かなきゃ遅刻するよ!」




爽の言葉に、最後まで躊躇していたが



二人で小走りしながら、教室へ向かった。







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