馬渕くん、馬渕くん。
「.....で?
馬渕くんのおっかけはどうなったの?
みつきん、告白する勢いだったよねぇアレ」
少しつまらなそうに話す美綺にギグッと私の肩が揺れる。
なんか変なところで美綺って鋭い。
って私のあの大失態までを遡ったらかなり恥ずかしい行動とってた...のかも。。。
馬渕くん、
というより馬渕くんじゃないんだけど、反射的に
あ、この人に今告白しなきゃ。
ってなんだか感じちゃって.....。
それから購買から帰る途中に、美綺にパンとか全部押し付けて走り出しちゃったんだもんね。
美綺がそう思うのも無理ないよ。
........ん?
私、
この人に今告白しなきゃ。
なんて思ったの?!