馬渕くん、馬渕くん。





「うん、付き合おっか」



ああ、何か違和感あるなと思ったら。


彼の声だったのか。

馬渕くんとは違う、少し低めの声。




って、


最悪じゃないの!!!




顔を上げれば、見たこともない、男の人。

私よりもずいぶん高い身長の彼を見上げることしかできなかった。






バカバカバカバカバカバカバカ...

本気で自分をバカだと思った。



まさか、



告白する男の子を間違えるなんて...。




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