少年陰陽師 奥州平泉奇譚
2》怪異は突然に
職員室──。
担任の『件寂円(クダンジャクエン)』との面通し。
変わった名前だな?と僕も八雲も首を傾げた。
僕は正門で恐いお兄さんたちを伸した後、貧血が酷くて職員室まで八雲に背負ってもらい、担任と話す間も、ずっとソファーで休み、
保健室の美人先生、呉前静香(クレマエシズカ)先生のお世話になった。
件寂円先生は、僕の顔を上から覗き、
「調査書通りに、かなり弱いようだな。あんな無茶は今後するなよ」
と僕の髪をワシワシ撫でた。
担任の『件寂円(クダンジャクエン)』との面通し。
変わった名前だな?と僕も八雲も首を傾げた。
僕は正門で恐いお兄さんたちを伸した後、貧血が酷くて職員室まで八雲に背負ってもらい、担任と話す間も、ずっとソファーで休み、
保健室の美人先生、呉前静香(クレマエシズカ)先生のお世話になった。
件寂円先生は、僕の顔を上から覗き、
「調査書通りに、かなり弱いようだな。あんな無茶は今後するなよ」
と僕の髪をワシワシ撫でた。