君のとなりがあたたかくて···
しかし、学園祭が近づくにつれて唯とあう時間が減っていき昼休みも会えない日が多くなっていた


『すまん、今日も行けそうにない、帰りも遅くなる』


とメールを唯におくる


「次のシーン眞中君お願い!」


「···わかった」

学級委員長が考えた物語は恋愛系だった、クラスで誰とも馴染まない主人公が転校生に一目惚れして告白するという···


「まったくこれしーちゃんが転校してきたから考えたんだろ委員長のやつ、しかも俺がしーちゃんと知り合いだからって主人公にしやがっておかげで練習量一番多いじゃないか!」

「大丈夫?眞中君」

としーちゃんが話しかけてきた


「あぁ、平気。しーちゃんこそ転校してきてばっかりできついんじゃ?」


「いや、クラスのみんなと仲良くなる良いきかいだよ!」


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