君のとなりがあたたかくて···
「眞中君は覚えてないんだろうけどわたしと眞中君は幼稚園の頃結婚しようねって約束したんだよ?」


「!」


「やっぱり覚えてないんだね···」


「でも、小さい頃の約束だから···」

「わたしはずっと眞中君だけが好き···あの時からずっと」


「え···」


「だからまた眞中君のいるこの町に戻ってきて眞中君と同じクラスになって劇で恋人役やるって、運命としか思えなかったんだよ···」


「···」


「なのに眞中君には彼女がいた···」


< 108 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop