君のとなりがあたたかくて···
「私にあなたのことを忘れろと言うのならあなたの手でわたしをころしてください···」


「そんなことはできるわけないだろ!」

さすがに無言ではまずいとおもい、アドリブでかえした


「なら、わたしはあなたを忘れることはできません」


「しかし俺は明日彼女を嫁に迎えるのだぞ」


「じゃあ、これで忘れますから···」

そういってしーちゃんの唇と俺の唇が重なった


体育館にいる女の子たちがざわついている


「!」


「ちょ···」


「これでわたしはこれからも生きていくことができます」


そうしーちゃんが言ったところでステージの幕が下りた
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