君のとなりがあたたかくて···
「先輩には言いましたが、わたしはいつ意識を失うかわからないんです。」


「…うん」


「わたしはそれを世界とわたしが切り離されるって思っているんです。」


「…」

河上はまた空を見ながらはなしている


「わたしは小さいときからよく一部記憶がなくなることがあったんです。みんなは知ってるのに私だけは知らない世界」

「…」


「でも、空と星だけはいつまでたってもかわることがない、だから自然と空をみるのがおおくなっていきました」
< 25 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop