君のとなりがあたたかくて···
「じゃあ、行くか」

「はい!」

といって唯が手を差し出してきた


「?」


「はぐれたりしないように手をつなぎましょう先輩!」


「いや···さすがにそれは恥ずかしい···」


「駄目です!」


「はぁ~しかたない、わかったよ」


「先輩と手つないじゃいました~!」


「···」


唯の手はかなり小さかった


「先輩!金魚すくいやってますよ行きましょう!」


とぐいぐいとおれのてをひっぱり金魚すくいへとまっしぐらの唯


「ちょ···そんなにひっぱんな」
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