君のとなりがあたたかくて···
そうして唯が目を覚ましたのは一時間後だった


「···先輩?」


「やっと目が覚めたか···気分とか悪くないか?」


「···はい」


どうやら状況が把握できていないようだ

「2人で出店まわって花火が見える場所へ移動してる途中で唯、気を失ったんだよ···」


「それで今先輩の膝枕なんですか?」


「!」


そういっている唯の顔が真っ赤だった


「しかたないだろ」
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