君のとなりがあたたかくて···
「俺は唯のこと好きだから···」


「先輩今なんて···」


「好きだ唯!」


唯を引き寄せぎゅっと抱きしめる


「先輩!」


「世界が唯を拒んで唯がいなくなっても戻ってくるまで俺がずっと待ってるから」


「···はい」


「ほんとは唯が気を失ってたとき不安で不安でしかたなかった···このまま唯が目を覚まさなかったらって」


「····」


「その時確かに俺は唯を守りたいって思ったんだ···唯のことひとりになんかしたくないって、俺は唯のこと好きなんだって」


「あはは、これで両想いですね」


唯もぎゅっと抱きしめてきた···


「大好きだ、唯···」


「私は、もっと大好きです···」
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