君のとなりがあたたかくて···
「ごめんなさい···頭ではわかっているはずなのにな、先輩と会えないって思うだけで胸が苦しくなる、一人なんだって感じになっちゃうんです」


頬に大粒の涙が一筋流れたかと思うと次から次に涙があふれてきていた


「唯!」


そういってわたしの顔を先輩の胸に包み込んでくれた···

「わたし、どんどんわがままになっちゃう、こんな私先輩に見せたくないのに···」


「わかってる···唯が俺のことどれだけ思ってくれているか」


「だけど私不安でしかたないんです」

駄目!これ以上言葉したら先輩が困ってるじゃない!


「唯···」


< 98 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop