【短編】思い出
「第二ボタン!?」

「おう♪良いじゃん良いじゃん!!どうせあげる奴なんていねぇだろ??」

「ま、まぁいねぇけど・・。」

「ほら早くっ!!」


俺は第二ボタンを取って慧に見せた。


「これで良いだろ?」


2人で笑い合って


「無くすなよ?」

「お前こそ!!」


本当は好きな奴にあげる第二ボタンを男同士で交換した。


この第二ボタンは俺たちの友情の印になった―‥


今でも大事に引き出しの中に閉まってある。


そういえば・・


あの後路慧にボタンを貰おうとしていた女子がかなりショックを受けてたのは笑えたなぁー・・。



こうして俺たちの高校生活は幕を閉じた。
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