【短編】思い出
「じゃ一応自己紹介して?」

「あーえっと佐々木健です・・。よろしく。」


『よろしくーーー☆』

『仲よくしようぜーー★』


男子の返事と女子の騒ぎ声。


「じゃあの開いてる席が佐々木君のだから。」

「はい・・」


席は廊下側の一番後ろ。


みんなが見ているなか俺はとりあえず席に居着いた。


「俺・・岡山慧。よろしくなッ!!」


隣の席の男子が話し掛けてきた。


うーん格好いい・・。


男の俺でも分かるくらい格好良かった。


「おう・・。よろしくな岡山君。」

「慧で良いって!!俺も健って呼ぶしさ。」

「じゃ・・慧よろしく・。」

「おうッッ」



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