レディ・リズの冒険あるいは忠実なる執事の受難
細く扉を開くと、その向こう側には、広い部屋が広がっていた。
部屋の中は薄暗く、どこに何があるのかもわからない。
思いきって部屋の中へと滑り込む。そのままエリザベスは部屋の奥へと進んだ。
一番奥には謎の機械があった。機械の端には燃えさしの石炭が入っている。そこから蒸気をひっぱるためのパイプがのびていて、ビーカーのようなガラスの器の中を通っていく。
そのガラスの器の中には、白い石のようなものが入っていた。
「まさか聖骨……?」
エリザベスの懐中時計の中にあったものと同一の品かはわからない。財布の中から、庭で拾った小石を取り出したのは、ちょっとした腹いせのようなものだった。
その石のようなものを取り出し、かわりに財布から取り出した石を入れておく。
それから、金属を溶かすための鍋もその機械には備え付けられていた。
エリザベスは鍋に目をよせる。そこには鉛か何か——すくなくとも金ではない金属が準備されていた。
視線を巡らせれば、奥にもう一つ扉がある。そちらへの扉は鍵がかかっていなかった。
その中に滑り込む——そこは、一階とはまた別の種類の物置だった。さまざまな美術品が並べられている。
部屋の中は薄暗く、どこに何があるのかもわからない。
思いきって部屋の中へと滑り込む。そのままエリザベスは部屋の奥へと進んだ。
一番奥には謎の機械があった。機械の端には燃えさしの石炭が入っている。そこから蒸気をひっぱるためのパイプがのびていて、ビーカーのようなガラスの器の中を通っていく。
そのガラスの器の中には、白い石のようなものが入っていた。
「まさか聖骨……?」
エリザベスの懐中時計の中にあったものと同一の品かはわからない。財布の中から、庭で拾った小石を取り出したのは、ちょっとした腹いせのようなものだった。
その石のようなものを取り出し、かわりに財布から取り出した石を入れておく。
それから、金属を溶かすための鍋もその機械には備え付けられていた。
エリザベスは鍋に目をよせる。そこには鉛か何か——すくなくとも金ではない金属が準備されていた。
視線を巡らせれば、奥にもう一つ扉がある。そちらへの扉は鍵がかかっていなかった。
その中に滑り込む——そこは、一階とはまた別の種類の物置だった。さまざまな美術品が並べられている。