這い出ろ!サダ子さん
まぁそんなこんなでようやく体勢を立て直し。

「何をするんですかお兄さんっ!」

散々お尻を見せてくれるという眼福読者サービスをした貞子は、ホントに呪い殺そうかという非難をする。

「私お嫁に行けなくなっちゃったじゃないですかっ!どうしてくれるんですかっ?責任取って下さいねっ!」

「や…責任言われても…俺、お前に呪い殺される訳だし…」

「じゃあ呪った後で責任取って下さいっ!」

「無茶言うねお前…」

プンスカ怒る貞子は置いといて。

「お前、俺の部屋で風呂入って行けよ」

「え?」

貞子は目を丸くする。

「井戸の中にいるから、カビ臭くなっちゃうんじゃね?俺の部屋の風呂なら、湯も出るしシャンプーやリンスやボディソープもあるし。ユニットバスでよければ使えよ」

「い、いいんですか?」

「ああ。女の子は身嗜み気を遣わなきゃいかんぞ?」

「で、でも…」

モジモジする貞子。

「の、覗いたりしません?」

「……ちょっとだけ」

「呪ます…」

うわ、目が据わったよ。

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