這い出ろ!サダ子さん
「井戸から出て来る時によじ登って、胸擦れてたら!ほら!おっきくなったの!」

ムキになって言う貞子。

「わ、わかった、わかったから…」

流石にちょっと目を逸らす。

露骨に見せようとすると、ちょっと遠慮してしまう。

俺ってそんなシャイな性格。

「お兄さん、信じてないでしょっ!」

「いやいや、信じてる、大きくなったのな、わかったわかった」

「嘘!絶対信じてない!」

興奮した貞子は。

「っっっっ!」

俺の目の前で、ワンピースの裾を摑んでグイと捲り上げた。

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