Flower Smileへ、ようこそっ!*イケメン達に溺愛されて*
プロローグ。
───誰もが、幸せになれると思っていた。
始めは、幸せになれなくたって。
魔法使いが、魔法で幸せにしてくれるって、信じていた。
そう、信じていた。
だけど、どれだけ待っても“幸せ”なんて、ものはこなかった。
待ち続けて、待ち続けて……。
いつしか、魔法は、幸せは来るっと、信じ込ませていた。
だけど、ある日。
知った。
……幸せなんてものは来ない、と。
来ないのなら……作ればいい。
偽りの幸せを、作ればいい……と。